パタヤのランドマークである大型商業施設「セントラルフェスティバル」内に日本の「とんかつ新宿さぼてん」がオープンした。さぼてんは1966年12月、東京・新宿の小田急百貨店地下名店街に1号店をオープン。店名は「植物のサボテンのようにどんな環境におかれてもたくましく生き抜く生命力と、末永く人々に親しまれる存在になりたいという想い」を込めたという(同社HPより)。
全面ガラス張りで店内がよく見える。いかにもリゾート地の店舗という雰囲気。
さて、推薦メニューはこちらの特選ロースかつセットで430バーツ。日本円で約1900円だ。けっこうなお値段。
カツカレーもある。ロースかつカレーセットは350バーツ、1540円。
お持ち帰るにすると、一気に安くなる。とんかつ丼、とんかつカレーは140バーツ、約620円。
ただ、いつもマーケットの食堂屋台で50~60バーツのカオパ(タイのチャーハン、豚肉、鶏肉、エビなどが入っている)やぶっかけ飯を食べて毎回その旨さに感激している身としては、日本で食べられる料理をわざわざタイで食べるのも、なんだかな、という気になってしまう。その反面、どんな味なんだろう?とすごく気になる時も。
しばらく考えて、同じ施設内にあるすき家に移動。
「日本のナンバー1牛丼」と書かれている。牛丼(小)は79バーツ、350円。(並)は89バーツ、390円。
牛丼並が390円ならお得感ありだ。このすき焼きも気になるが、229バーツと値が張る。ここは「安い、早い、旨い」の牛丼一択だ。
注文は自分のスマホでこちらのQRコードを読み取るスタイル。
好物の紅ショーガがあって安心。唐辛子もある。
紅ショーガをたっぷりのせて「頂きます!」
米は日本産。タイ米で牛丼を作ったらどんな味になるだろうか。
店内に飾られた東京の風景。東京タワーに黄色の雲がかかりシュールだ。
さて、牛丼自体は日本とほとんど変わらない味で満足だったが、水やお茶などの無料ドリンクはないので、別途注文する必要がある。緑茶、ミネラルウォーターは1本20バーツ。
また、副菜としてフライドポテト、サラダ、温玉、キムチなどがあった。
牛丼並一杯だけでは少々物足りない感じはしたが、日本の外食の味が恋しくなったら、牛丼店をのぞいてみるのも悪くはない。