【読書】「ゴーゴーバーの経営人類学」市野沢潤平(めこん刊)
文化人類学的なアプローチで調査を行い、経営学的な視点で分析を行なうという実にユニークな研究レポートをまとめあげました。文化人類学の可能性を広げるものとして期待される研究書です
【読書】「タイのしきたり」(めこん刊)中島マリン タイ初心者必読の書
タイの信仰と日常生活、マナー、家庭行事、年間行事などについて日本とタイの両方にルーツを持つ著者がユーモラスに解説。例えば、正しい挨拶のしかた、食事の時のマナー、冠婚葬祭のやり方、誕生日の曜日の色などに関する疑問に答えてくれる。
【読書】『バンコク楽宮ホテル残照』谷恒生(小学館)バンコクの暗部と沈没した日本人を描く
以前はパタヤを敬遠していた女性客やファミリー層もずいぶん増えたように見える。ただ、それでも暗部は残っているだろうし我々に見えないだけかもしれない。『バンコク楽宮ホテル残照』で描かれているバンコクは別世界の物語のようだが、かつてのバンコクを少しでも肌で知っている層にとっては懐かしさがあふれ出る傑作なのだ。