【ダナン・グルメ3選】地元客が殺到する超人気店「Banh xeo Ba Duong(バイン・セオ・バーユオン)」は迷宮のような路地の最終地点

【ベトナム編】

バイン・セオ(Bánh xèo)とはベトナムのポピュラーな人気料理で、見た感じからベトナム風お好み焼きとも言われている。ダナンでバイン・セオが食べられるレストランはたくさんあるが、特に穴場的な超人気店がここ「バイン・セオ・バーユオン」。30年以上の歴史がありいつも地元客で満員御礼。噂を聞きつけた海外の観光客も地図を頼りに探してやってくる。「MINH HIEU」と赤文字で書かれた店の左にある細い路地を入っていく。

ベトナム人ファミリーが向かう先が目指す店なのか。

両側に似たような名前のバイン・セオのお店が並んでいるが、どれも目指すべき店ではないようだ。

路地のいちばん奥にあった。ここがBanh xeo Ba Duong(バイン・セオ・バーユオン)。

午後5時だというのに店内は早くもかなりの混雑だ。

メニューを見てまずは定番のBanh xeoを注文。ブンティットヌン (Bún thịt nướng)も旨そうだ。この麵料理はベトナム南部発祥で、ビーフンに焼いた豚肉、バジル、野菜、ピーナッツなどをトッピングしたローカルフーズだ。壁に張られたメニューにもど真ん中下でアピール。これは食べておかないとw

すごい野菜の量だ。

次いでメインのバイン・セオが登場。

この白い物体はライスペーパー。バイン・セオと野菜を置いてくるくる巻きタレをつけて口に運ぶ。

ライスペーパーは薄いものの、2枚重ねにするとこわばって咀嚼できない。注意深く1枚ずつはがして巻いていくのがコツ。

エビの次は肉。味が変わり2度旨い。

さて、こちらはブンティットヌン。思った以上に麺がぷるんぷるんしている。肉味噌とキューリのスライスと一緒に食べるとエスニックらしい複雑な味わいが楽しめる。

お会計を頼むとバイン・セオは4万ドン(240円)の計算になっている。確かメニューには8万ドン(480円)と表示されていたはずだが、それは2人前の値段のようだ。

合計で7万5000ドン(450円)と激安価格。量が多すぎてビールを頼んでいたらかなり残すところだった。これでもかなり満腹状態だ。ローカル色の強いお店のため、清潔度は10点満点中4点。それでも地元客に愛されているこの店は必見の価値あり、としておきたい。

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鶏肉は魚醤にカレー風のスパイス、香辛料で味付けか。グリーン野菜とベトナム風ピクルスが付け合わせ。肉は骨の周りが旨いとよく言われるが、この鶏肉はモモぶつ切り。鶏肉の濃厚な旨味がぎゅっと詰まっている感じだ。お会計は3万5000ドン(約210円)
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具だくさんのスープはアツアツ。表面に浮いている油分が熱を発しており、なおかつスープの熱を逃さない膜の役割を果たしている。スープの中にはエビ、豚肉、チキン、ゆで卵など種類豊富な具材がたっぷり入っており、それらの出汁が溶け合って混然一体の旨味をなしている。これはまさに未体験感覚だ。満足度はかなり高め。