ソウルの一大観光名所の1つが広蔵市場だ。中でも狭い路地にユッケ店がひしめき合う「ユッケ通り」は観光客や地元の人で賑わっている。
細い通りを何回か往復してみたが、どこもほぼ満席。たまたま奥のテーブルが空いていたいちばん手前の店「兄弟(ヒョンジェ)ユッケ」に入店した。
壁には日本の有名シンガー、オカモトの写真。EXILEのTKAHIROの写真とサインもあった。
日本の芸能界でも有名な店ということか。さて、メニューを見て何を選ぶか、しばし熟考。というか、まずはユッケでしょう。相談して以下を注文した。
1)レバ刺しとセンマイ刺しの盛り合わせ 1万7000ウォン
2)ユッケビビンバ 1万ウォン
3)ナクチタンタンイ(手長ダコのぶつ切り刺し身) 1万7000ウォン
4)ビール 5000ウォン
5)マッコルリ 5000ウォン
まずはお通しのスープ(無料)。中に分厚い牛肉の塊が入っている。スープはあっさりめの塩味。
すぐにレバ刺しとセンマイ刺しが運ばれてきた。
レバ刺しのボリュームが半端ない。まるでサイコロステーキ。血がにじみ出ているが、ごま油と塩のタレに付けて口に運ぶと、ふくよかな味わい。まったく臭みはなくそれでいて濃厚なミルクのような旨味が口に広がる。店頭の冷蔵庫内にユッケ、レバ刺し、センマイ刺しが並べられている。自慢の品であることをアピールしているかのようだ。
手長タコはくねくね動いている。生命力の強さを感じさせるが、口のほっぺたの裏当たりにぺたっとくっ付くのは勘弁してほしいw。
量が多いのでけっこう満腹になる。
お会計は5万4000ウォン。3人だったので1人2000円もいかない。昨今のソウルの物価は東京以上だが、ものによっては大変コスパが良いのだ。
ソウル観光では絶対に外せない飲食の名店。“生”の旨さを味わってください!