ソウル・明洞界隈のホテルに宿泊するなら朝ごはんはこのエリアが面白い。徒歩5分ほどの南大門市場内にある「(カル)ククス横丁」だ。韓国式うどん店が狭い路地にひしめき熱気いっぱい。
入り口は極めて分かりにくい。まずは5番ゲートへ。
通り過ぎてしまいそうな商業ビルの間に入り口がある。
「カルククスコルモク(横丁)」と書いてある。このビニールの向こうに驚愕の世界が広がっていた。
すぐに強烈な客引き合戦が始まる。手前の店の女性店員はこちらの手を引っ張って席に座るようまくしたてる。笑顔でやんわり断って奥の方へ。
入ったのは巨済食堂。イッコーの写真がデカデカと貼ってある。
木梨憲武も来店したようだ。
で、注文したのは左の上から2番目。「麦ごはん+うどん+冷麺」のセットで9000ウォン(約950円)。まずはセットメニューにはない赤飯+海苔が出てきた。「サービス」なのだそうだ。
そして干し野菜の味噌汁、麦ごはんのビビンバ、白菜と小松菜のキムチ。
ビビンバを一生懸命混ぜていると、ククス(うどん)と冷麺が登場。
ククスの上にはニラと油揚げにネギ、海苔。スープはややしょっぱ目。
これらを全部食べると、お腹いっぱいになる。
あまりに旨かったので翌朝も出動。今度は向かいの南海食堂だ。
ラインナップは昨日の巨済食堂とほぼ同じ。ただ、赤飯と海苔セットのサービスはなかった。隣に日本人ファミリー5人が着席していた。すると、赤飯+海苔セットが出された。複数人で行くとこのサービスがあるようだ。
全部平らげ、2日連続で朝から大満腹となった。冷麺に半分に切ったゆで卵がのっているが、肉類はあまりない。たんぱく質より野菜類をたくさん食べたいときにぜひ行ってみたいエリアだ。