アジア有数のバックパッカー街であるホーチミン市のフォングーラオ通り。次の旅行先に向かうために鉄道のサイゴン駅を利用する場合、どのような方法があるだろうか。
宿泊先のホテルを午後12時にチェックアウト。1階のロビーにそのまま残りしばらくスマホでメールのチェック。午後1時を過ぎたのでフロントの女性スタッフに別れのあいさつ。するとミネラルウォーターを1本手渡してくれた。もちろん無料だ。餞別なのだろうか。外はカンカン照りなので非常にありがたい。
フォングーラオ通りを西に向かって歩き始めるとカンボジアを往復する大型バスが数台横づけされている。この辺りはバスチケットを販売する旅行代理店が軒を連ねており、行く人、来る人でごった返している。
そのまま5分ほど直進すると右手にサイゴンバスターミナルが見えてくる。位置的には「9月23日公園」の西の端。道路を渡って敷地内へ。サイゴン駅行きのバスは156番だ。およそ20分おきぐらいの間隔で運行しているようだが、バス乗り場で待っていたら5分ほどでやってきた。
車内の乗客は私だけ。女性の車掌さんに運賃を聞くと乗客は5000ドン(約30円)だが、荷物代が5000ドンで合計1万ドンとか。スーツケースに荷物を詰め過ぎてパンパンに膨れ上がっていたため荷物代を徴収されたのだ。しかし、他に乗客はいなかったので少しは多めに見てほしかった。
15分もかからずバスはサイゴン駅敷地内のバス停に停車。意外にこじんまりしている。「カムオン」と感謝を伝えて降車した。
列車のチケットは窓口に出向いて時刻表を見ながら購入。駅職員からは「何時の列車と希望する座席」を聞かれるので答えられるようにしよう。私は紙ナプキンに列車番号、出発時間、行き先、希望する座席をメモして職員さんに見せると、コンピューター端末を見ながらすぐにチケットを出力してくれた。午後3時出発のニャチャン行き。支払いはクレジットカードでOK。運賃は35万ドン(2100円)。所要時間8時間。出発1時間前の午後2時には駅にいるよう言われた。
次の目的地まではかなりの長旅になる。電車の旅については次回へ。