香港の物価は驚くほど高い。もはや欧米並みだ。目抜き通りのネイザンロードに開店した日系「かつや」のかつ丼(梅)は52香港ドル。日本円で1000円を超えている。そんな中、ビールはなぜか激安なのだ。


イオンモール内で見つけた「プレミアムビア」。こちらは日本の「イオン」や「まいばすけっと」とほぼ同じ値段。1缶13.9香港ドルだが、2缶買うと22香港ドルで440円。

セブンイレブンに入るとビールは驚きに安値だ。アサヒのスーパードライは1缶18香港ドル(360円)だが、3缶買うと36香港ドルで、1缶12香港ドル(240円)。日本とさほど変わらなくなる。

こちらはキリン一番搾り。2缶買うと26香港ドル(520円)にディスカウント。

中国のビールはもっと安い。「雪花」は1缶9香港ドル(180円)なのだが、2缶買うと計10香港ドル(200円)となり1缶当たり100円だ。どういう商売なの?

「雪花」は口当たりが滑らかで、しかもホップの味わいがしっかりとのど越しに感じられた。安すぎるので大量に買って宿に持ち込んだ。部屋には冷蔵庫がないのでぬるくならないうちに急いで飲む必要はあったが。
ちなみに左のミネラルウォーターは1本だと9香港ドル(180円)だが、2本買うと14香港ドル(280円)。缶ビールの方が安いとは驚き。

「雪花」ビールは、中国大陸系航空会社の機内食の際、ドリンクとして頼んだことがある。

深圳でもビールは安かったが、香港はそれ以上かも。日本のビールも安いし、中国系銘柄はさらに安い。ビール党の私としては非常に喜ばしいことだが、他の物価が高すぎる。安くて清潔なホテルがあれば良いのだが…それは無理は話なのだろう。


