バンコクに到着して一夜明け。今回は特に計画を立てずにタイに来た。さて、北へ向かうか、東北か、あるいは南か。ホテルの部屋で寝ていたらすぐ近くを線路が走っている。列車が通過する音が聞こえてきたため急に鉄道に乗りたくなったのだ。結局、クルンテープ・アピワット中央駅からホアヒンに行くことにした。
がらーんとしている駅構内。やたらだだっ広い。電光掲示板を見ると、午後3時10分発の列車がある。チケットはこちらの窓口で購入。パスポートの提示が必要。
171のRAPID。料金は94バーツ(約400円)。3等車なので全席自由席かと思ったら、きちんと座席指定されている。4号車の33番。ホアヒン駅着は午後6時44分。約3時間半の旅となる。
乗車場所はゲートE。だだっ広い駅構内の端から端まで歩いて移動。
かなり迷いつつEゲートに到着。すでに乗客の行列ができていた。
改札ゲートがあり、チケットに印刷されているQRコードをセンサーにかざす。戸惑っていると駅員がアシストしてくれる。
ホームに到着。
こちらは洗面所。トイレは反対側にある。
車内にエアコンはなく、扇風機がうなりを上げていた。
列車は定刻通りに出発。すぐに車内販売が次から次へとやってくる。こちらはオムレツ弁当、40バーツだ。
こちらは紙にくるんだミニパッタイ。1個10バーツと安いが、本当に一口サイズ。隣席の乗客は5個まとめて買っていた。
冷えたドリンク類。
チャオプラヤ川の鉄橋を通過。
開きっぱなしのドア。怖くてこれ以上は近づけない。
車内はほぼ満席状態。ボックス席は4人が座りまったく余裕の空間がない。スマホにダウンロードしたネットフリックスの動画を見ようと思っていたが、その気力も失せてしまった。車内は暑いので窓は開けっ放しだが、夕方になると進行方向右側、つまり西側の窓から直射日光が差し込んできた。日よけが閉まらないため、強い陽射しがもろ顔面に。これはさすがに耐えられず席を移動。水分補給も忘れてはいけない。ひたすら車窓を流れるのどかな自然を眺めながら3時間以上を耐え抜いた。
暗くなりかけたころ、ホアヒン駅に到着。ほぼ時間通りだ。久しぶりに疲労困憊。やっとの思いで降車。
ホアヒンは約20年ぶりくらいだ。駅舎がバカでかく改修されていてビックリした。1階中央付近にあるホアヒン君。
ついでにホアヒン駅発の時刻表を載せておく。
今回乗車した列車は全車両が3等車だったので他に選択肢はなかった。復路はソフトシートがある2等車に乗ることにしたい。