バンコクのスワンナプーム国際空港に到着したのは午前1時ごろ。着陸態勢に入ったTway航空。夜景がどこかしら暗いのは日付けが変わった頃だからか。
バンコク中心部へ向かう空港鉄道のエアポートリンクは終電が終了している。今晩の宿舎はラムカムヘーン駅の目の前。手段としては空港で待機中の一般タクシーかGrab(グラブ)での手配。空港から市中心部までのタクシー料金は、350~500バーツ(1500円から2000円)というが、ラムカムヘン駅まではいくらなのだろう。下の写真にあるタクシー手配カウンターで聞いてみると「500バーツ」。かなり強気の値段である。あっさりと断りGrab(グラブ)のブースへ。
ネットで調べるとグラブで手配した方が安心できるという。理由は行き先、料金が運転手にダイレクトに伝わるから。ただ、客待ちをしているタクシーの方が安い、という情報もある。グラブの乗車場所は4番出口を出たところ。
休憩用のボックスがあり、利用客はミネラルウォーターが無料。
椅子に座ってグラブで調べると、ラムカムヘン駅までは251バーツ。では、空港タクシーはいくらなのだろう。Grabは操作方法に慣れておらず途中でキャンセル。その後、少し引き返してこちらのタクシー乗り場へ。受付機でレシートを受け取る。
操作は簡単だ。行けば分かる。
レシートにはタクシーが停車しているレーンの番号と運転手さんの顔が。
クレジットカードを見せると、現金のみだという返事。ラムカムヘーン駅まで行きたい旨を告げてスマホでグーグルの地図を示すと「OK」。了解してくれたのを確認して後部座席に乗り込む。初乗り料金は35バーツ。空港を出てハイウェイに入るとぐんぐんスピードを上げていく。メーターを見ると時速100キロから120キロへ加速! ひゃー、気を付けてくれ~!!!
スワンナプーム国際空港からラムカムヘン駅まで約22キロ離れているが、こんな調子で15分で到着。ホテルまであっという間だった。
料金はメーターと高速料金合わせて240バーツだった。約1000円だ。端数はおまけしてくれた。
結論としてはグラブより客待ちタクシーの方が安かった。しかも、グラブの支払いを調べると、キャンセルによる返金額は516バーツと表示されている。むむむ?もしこれが支払い額としたら空港で客待ちしているタクシーの方が断然安い。グラブのほぼ半額だ。
グラブで手配した方が安心できるかもしれないが、ラムカムヘーン駅あたりまでの乗車なら、スマホでグラブを立ち上げて入力している時間があれば、とっとと客待ちタクシーに乗り込んだ方が早いかもしれない。タクシーに乗ったのは深夜2時半頃だったため利用客は私以外、1人もいなかった。LCCの格安チケットを買うとスワンナプーム国際空港に深夜到着という場合もある。欧米系や東南アジア系の若い旅行客は深夜到着の場合、エアポートリンクの始発が動きだす午前5時半まで空港内で過ごす人も多いようだ。だが、長旅で疲れているのなら手っ取り早くタクシー利用も選択肢の1つだろう。