【激旨カレー】いつもの「ナナカレー」でチェンライ料理 謎の植物は高い解毒作用 160円

激旨カレー

昼過ぎ。ブアカオ常設市場に到着しいつもの「ナナカレー」(勝手に命名)をのぞく。この日は女性が店を切り盛りしていた。店名について「チェンライが由来ですか?」と聞くと、「はい。私はチェンライ出身ですよ」と笑顔が返ってきた。

 

この日は15種類ぐらいのカレーが並んでいる。いつもよりずいぶん多い。「チェンライのカレーはどれですか?」と尋ねるとトレーではなく内側に置いた大きなボウルの中にあるカレーを指さした。

赤いスープの中に鶏もものぶつ切り、トマト、そして見たことのない線状の植物が入っている。これは一体? 実際に食べてみるとほとんど味がない。わずかにキノコのような香りがする。

食べ終えて知人に質問すると「ドックギョウでは?」とのこと。YouTubeでも紹介されている貴重な食材のようだ。綿花のガクで高い解毒作用があるといわれている。

カレー自体はサッパリしていて辛くなく少し油っぽい。マイルドな味わいで知られるタイ北部料理らしい1品。ひょっとして豚の血とかも入っているのかな…。それにしてもこのドックギョウ。最初は正体が分からないため「鶏の毛細血管かな」などとおっかなびっくりしながら食べたが、タイ北部料理には欠かせない食材で、しかも体に良いということなら次回も試してみたい。ただ、何回か食べないと分からない味にも思えた。40バーツ(160円)。