パタヤ中央のランドマークとなっているセントラルフェスティバル(地元の人はセンタンと呼んでいる)。地下1階には広大なスーパーマーケットとフードコートがある。豊富な種類の料理が並ぶフードコートの一角にある「DELI BAR」には見た目お洒落な総菜類がたくさん並んでいる。
フードコートのメニューは最近値上がりラッシュとなっており、どんどん価値が安くなっている日本円からするとけっこう割高だ。
リーズナブルなお弁当を探していたところ、黒い米を使ったお弁当を発見。これってタイの黒米なのか? 深紫色の細長い米粒という形状から判断するに、これはタイの国立大学が開発した「ライスベリー」らしい。 抗酸化作用をもつポリフェノールや食物繊維が含まれており亜鉛、鉄、ビタミンB1、ビタミンE、葉酸、オメガ3など体に良い栄養素が多いという特徴がある。ライスの上には目玉焼きがちょこんとのっていてカラフルだ。
珍しいので一つ買ってみた。蓋をあけると、こうばしいライスの風味とスパイスの香りが漂う。
フードコートのテーブルに持って行って味見。ライスの味自体にクセはない。玄米なので歯ごたえがある。おかずは筍(たけのこ)と豚肉の炒めもの。ミニトマトとレタスなど生野菜も入っている。これで65バーツ(260円)は安い。フードコートでは麺類でも100バーツ(400円)以上はする。節約という点でお弁当に目を付けたわけだが、偶然にも「ライスベリー」を初体験できてラッキーだった。「DELI BAR」でお弁当を見かけたら、白米ではなく黒っぽい深紫色の「ライスベリー」に注目だ。