「コムガー」(Cơm gà)はベトナム風のチキンライスで、「コム(Cơm)」が米、「ガー(Gà)」が鶏を意味し、鶏の出汁で炊いたご飯に茹でたり揚げたりした鶏肉を乗せ、タレやハーブ、ライムなどを添えて食べる料理だ。
タイの「カオマンガイ」やシンガポールのチキンライスに似ているが、ベトナム独自の味付けや地域ごとのスタイル(ホイアン風、ハノイ風など)があるのが特徴で、特に中部ホイアンのものが有名。
【1軒目】
ホイアン市場内には飲食店が多数入店しており、あらゆるベトナム料理が味わえる。

福建会館側から入ってすぐの店。コムガー4万ドン。


鶏肉の量がイマイチのような。大根の甘酢付けは大量にのっていた。
【2軒目】
世界一有名なバインミー店と呼ばれている「バインミー・フーン」から西へ50メートルほどの店。



コムガー4万ドン。こちらのお店ではスープが2種類出る。濃厚な鶏スープと、あっさり野菜スープ。

こってりスープの中にはブラッド豆腐(血)の固まりが。これが味を濃厚にさせている。

店内のインテリアがおしゃれ。海外旅行客で賑わっていた。

【3軒目】

すっかり行きつけとなったこちらのお店。この日は「特製チキンライス」を注文。4万ドン。通常のコムガーより1万ドン高い。期待が高まる。

これが特製? 何が違うのか、聞いてみると、どうやら鶏肉のクオリティーがグレードアップしているようだ。



この店は各テーブルに玉ねぎとニンジンなど野菜類のピクルスが置いてある。無料でいくらでも食べてよい。実はこれがコムガーとよく合うのだ。

このピクルスが最高の相棒となっている。
【4軒目】
ハイバーチューン通りのマクドナルド、KFCを過ぎてさらに北へ歩いていくと蘭州拉麺の店がある。ここを右折してすぐのお店。

ガラスケースに「コムガー3万ドン」の表示。

迷わずコムガーを注文。

店内は非常に清潔感があり、床もピカピカ。靴を脱いで上がったほど。

お茶はサービス。

コムガーには、この唐辛子味噌のような調味料が欠かせない。劇的に味が変わるのだ。

スープは濃厚。鶏の頸の部分をじっくり煮込んでいるのでは。実にコクがある。

筆者が重そうなキャリーケースを持っていたので中年の男性店長は「私の車で送りましょうか?3万ドン」と持ち掛けてきた。丁重にお断りして「ご馳走様でした」。
コムガーは店によってスープの味がずいぶんと変わるようだが、コムガー自体はおおむね同じ味わいだった。それと、卓上にある調味料やライムの数、ピクルスなどのサービスなどもポイント。安くて栄養価の高いコムガー。何回食べても飽きない味だった。


