韓国・ソウル行き飛行機は今回、LCCのイースター航空を利用。搭乗ゲートは成田空港第3ターミナルだ。第2ターミナルに到着後、500メートルほど離れた第3ターミナルに徒歩で向かう。
ターミナルからターミナルへ移動する際、いったん屋外に出なければいけない空港は世界にどれほどあるのだろうか? 炎天下の熱波が通路に充満していて不快指数120%だ。
ターミナル奥の方にあるイースター航空カウンターでチケットを発券。その後、さらに奥へ進むと別世界が広がっていた。書店の先にある広大なフードコートで大勢の乗客が食事を楽しんでいた。
フードコート内にはおなじみのファストフード店が多数出店。
松屋の牛丼。並は550円と通常店より割高。空港内だから特別料金なのだ。とはいってもべらぼうな値段ではない。
讃岐うどんやリンガーハット。ちなみにコンビニのローソンでは「ローソンTシャツ」を販売中。全込み1780円。
保安検査場を通過して搭乗ゲートへ向かうとそこにも広い休憩スペースがあり搭乗客が寛いでいた。浄水もありペットボトルに補充して機内に持ち込む。
それにしても搭乗口の「150」番台は第3ターミナルの中でもさらに先の離れ小島のようなところだ。
広めのスペースに風変りな椅子が並んでいて面白い。隣を気にせず座れる敷居がある。
電源がとれるのでパソコンやスマホで長時間の作業ができる。
飛行機が停留している場所に行くにはここからバスに乗らなければいけない。
滑走路内を10分ほどかけてぐるぐると移動し、やっと到着。まさに「沖止め」だ。飛行機の「沖止め」とは、空港のターミナルビルから離れた場所に飛行機を駐機し、バスで移動してタラップを使って乗降する方式のこと。主に、搭乗橋(ボーディングブリッジ)が利用できない場合や、LCC(格安航空会社)が搭乗橋使用料を節約するために利用する。
アウェー感がもの凄いが、機体に近づいて写真を撮ることができる貴重な機会だ。何事も前向きにとらえることが肝要だw
仁川国際空港の渋滞で成田を1時間10分遅れで出発した。飛行時間は2時間40分のはずだが、仁川には2時間5分で到着した。現地時間午後9時45分。機内は満席で20代、30代が8割ほどか。若者の間で日韓路線が人気であることをうかがわせる。
離れ小島、陸の孤島などと揶揄(やゆ)される成田第3ターミナルだが、工夫次第で十分楽しめるだろう。