バンコクに向かうため5月下旬にエアアジアを利用して①羽田空港23:50発→クアラルンプール空港(KLIA2)翌日5:55着、②同13:30発→バンコク・ドンムアン空港14:45着という路線を乗り継いだ。
運賃は①が3950円(空港税 2950円、国際観光旅客税 1000円)、②が3645円(JP乗客サービス手数料 35.00 MYR、規定サービス料 1.00 MYR、燃料サーチャージ 65.00 MYR、マレーシア出国税 8.00 MYR、事前乗客手続きサービス 4.00 MYR、国際離発着便手数料:タイ)。合計7595円。
どうしてこんなに安いかというと昨年12月にエアアジアの年間乗り放題パス「SUPER+」を購入していたからだ。値段は599USドル(当時のレートで8万4123円)。エアアジアのアプリの「SUPER+」から入って便を探してみると、時々「100%」割引の便が見つかる。100%割引といっても諸費用はかかるので完全に無料とはならないが、それでも数千円で済むのでお得には見える(実際の費用対効果は別途報告する)。今回は上記路線の搭乗体験記。
自宅に忘れものをしたことで羽田空港第3ターミナルに到着したのは午後10時35分。エアアジアのカウンターにはもう誰も並んでいない。心配しつつパスポートを見せるとすんなりとチェックインできた。係員の女性に聞くと「出発1時間前でカウンターを閉めます」という返事。けっこうギリギリだった。ホッとしていたら「こちらの席は非常口の隣なので緊急時には避難のお手伝いをお願いします」と言われた。
実際に指定された席はシートが並ぶ狭苦しいエリアではなく、前方に広々としたスペースがあるので脚を伸ばせる。ただ、CAからは同様の要請を再度、英語で説明された。
こういう席は初めてだったのでラッキーと思い、後は寝るだけと思ったが、真夜中を過ぎてもまったく寝付けない。理由は簡単。寒過ぎるのだ。半袖Tシャツ姿だった隣の中年夫婦はいつの間にか厚手のジャンパーを着こんでいる。あちこちからイビキが聞こえてくるが、筆者はとうとう一睡もできなかった。出発から7時間10分。早朝に到着後、CAに「寒すぎませんか?」と尋ねると「私も寒かったです」と意見が一致した。この便の搭乗は今回で3回目だったが、前回も前々回も非常に寒かった。長袖フリースの上にジャンパーを重ね着してもまだ寒い。この便を利用する方はこれから夏に向かうとしても防寒対策はしっかりしたほうがよいと思う。
さて、クアラルンプール空港に到着後は通路の椅子の上に転がって仮眠。南国の朝日が昇ってくると今度は逆にポカポカ暖かいのでぐっすり眠れた。
2時間半くらいたってからムクッと起き上がり入国審査へ。①と②のチケットを別々に予約(別切り)したのでいったん入境しないと②のチケットが発券されない。
上の写真左は乗り換えゲート。同右は入国審査に進む通路。筆者はこちらに向かった。
無事入国審査を通過するとそこはマレーシア。空港内には広々としたフードコートがあり各地の料理が食べられる。プロモーションの定食が16.90RM(約515円)だったので注文。
ハヤシライスのような牛丼と茹で青梗菜の上にオムレツ、スープ。牛丼には真っ赤な唐辛子のぶつ切りが入っており刺激的な味わい。眠気が覚めて丁度よい。食べ終わって出発ゲートへ。バンコクへ向かう飛行機の発券は自動チェックイン機で簡単に終了。
入国審査を終えて搭乗ゲートに向かい機内に乗り込むと席は前から3列目。CAが機体のドアを閉める様子がよく見えた。
2時間15分後、バンコク・ドンムアン空港に到着。
エアアジア年間乗り放題パス(実際は便を自由に選べない)をいろいろチェックしてみると、東京⇔バンコク間はクアラルンプール経由にするのが「100%OFF」チケット発見の早道のようだが、時間がかかるし体力も使う。とはいえ、コスパが良いのでまた利用すると思う。