タイのハーブ茶「バタフライピー」は色鮮やかなオーシャンブルー 美肌効果も期待 

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タイはハーブ大国。ハーブの育成とハーブを使った新薬開発に国をあげて取り組んでいる。その中でもポピュラーなものが「バタフライピー」のお茶。色鮮やかなブルーが特徴で、レモンを加えると紫色に変わる。

実をいうと、青い色のお茶は飲んだことがない。マメ科の植物で特にアントシアニンが豊富なことから抗酸化作用があり、美容にも効果があるという。タイでは公園や庭園などあちこちで年間を通して青い花を咲かせており、花びらが羽を広げた蝶(バタフライ)のように見えるので、英語で「バタフライピー」と呼ばれている。古くからアーユルヴェーダ医療で用いられているタイではお馴染みの植物なのだ。

涼しい味わい。お湯の中にティーバックを浸すとたちまち青く染まってくる。冷まして氷を入れて飲むと口の中がスッキリする。レモングラスが入っているので、レモンの香りも立ち昇ってくる。

タイハーブとしては、このレモングラスのほか、ミント、スウィートバジル、セロリ、パクチー、コブミカンの葉などが知られている。中でもパクチーは刺激的な辛味がありビタミン、ミネラルが豊富に含まれている。屋台の麺類にも風味付けのため使われている。苦手な人も多いだろうが、パクチーを食べておくと蚊がよってこない、とも言われる。実際はパクチーを食べていても蚊に刺されることが多いそうだが、確かに香りがきついので食べる量次第かもしれない。タイハーブの世界は非常に奥深く面白い。