ソウルを離れて釜山へ。久々にチャガルチ市場で食事をした。

水槽の中に魚介類がいっぱい。
一時期、チャガルチのぼったくり値段が問題化し、現在はどの店も値段が記入された大きなパネル型メニューを備えている。

今回は友人と2人。テーブルに座ってあれこれ値段と内容を吟味。
結果、ホヤと刺身盛り合わせに決めた。前々から食べたかったのはセコシ。小骨を包丁で丁寧に切り刻んで調理する珍しい刺身で、小骨のコリコリ感がたまらない。店主と相談したところ、「刺身盛り合わせの中にセコシを入れてあげるよ」とうれしいオファーが。
まずはホヤ。これで1万ウォン。スーパーで売っているような生臭さは一切ない。新鮮そのものでホヤの風味がかぐわしい。

こちら刺身盛り合わせのいちばん手前がセコシ。魚は計4種類。うち1種がセコシというわけだ。

付け合わせはトウモロコシ、ふかしたサツマイモ、ニンジン、昆布。生ニンニク、青唐辛子は定番。野菜はえごまの葉っぱとサンチュ類がたっぷり。もちろんお代わり自由だ。

ビール(中瓶)、焼酎は5000ウォン(約550円)。

ホヤは1万ウォン、刺身盛り合わせ(中)は6万ウォン、ビール3本に焼酎1本。お会計は計9万ウォン(約1万円)。1人5000円というのは少し高めだが、セコシが食べられて幸せな気分。
それにしてもチャガルチで食べるセコシは格別に旨い。実際にどんな魚を使ったのか聞き忘れたが、マナガツオを使うケースもある。10年ほど前に来た時は、水槽内に残った小魚を5~6尾ほどかき集め、片っ端からセコシにしていたような。お値段は確か1万ウォン。当時と比べ物価高が凄まじい。チャガルチ市場のローカルな雰囲気は旅情を誘うが、はやりお値段をよく調べてから注文した方がよさそうだ。


