NEW!ホアヒンからバンコクへ鈍行電車で爆走5時間 運賃は42バーツと激安 退屈な時間をどう過ごすかが勝負!

【タイ編】

バンコクへ戻る列車の切符を買いにホアヒン駅へ来た。

20年くらい前に来た時はこちらの駅舎で降りた記憶がある。今は記念館としてひっそりと佇んでいる。

前日夕方に窓口を訪れてバンコク行きのエクスプレスを買い求めたところ「Full」の一言。売り切れだというのだ。前日にはすでに売り切れの場合が多いようで後悔したが、後の祭り。「オーディナリー列車は出発1時間前になったら窓口に来て買ってください」。仕方なく当日、再び窓口に出向いた。

この日の宿はワットポー近く。チャオプラヤー川西側のトンブリ駅からは近いので都合がいい。12時44分発、17時25分トンブリ駅着の鈍行「254」の切符を買った。料金はなんと42バーツ。200円もしない。往路のエクスプレスは420円ほどだったので半額以下だ。ただし、各駅停車という過酷な旅となる。

時間が余ったので駅前の道路を渡ってヤシの実を購入。25バーツ。

あまりの猛暑でのどがカラカラだ。ココナッツの生ジュースをストローで一気飲み。けっこうえぐみがあってクセのある味。でも甘くて美味しかった。

落ち着いたところで駅に戻ると、30分以上遅延の知らせ。

遅れて到着した黄色い列車。

車内はほどよく埋まっている。ボックス席の4人がけに1人というパターンが多い。

進行方向とは逆向きに座っている現地乗客もけっこう目立つ。最初は不思議に思ったが、列車が走っているうちに分かった。吹き込んでくる風が強いのだ。真正面から浴びるのを避けるため、逆向きに座っているようだ。

反対側を通過する列車。ドアは開けっ放し。恐怖でしかない。

午後6時少し前にトンブリ駅に到着。爆走約5時間。さすがにぐったり疲れた。

こちらはトンブリ駅発の列車時刻表。

駅前には伝統市場が広がっている。カオパの弁当が25バーツと激安だった。

1つ購入してお持ち帰り。

それにしても、鈍行5時間は骨身にしみた。ただ、切符代がべらぼうに安い。問題は5時間という長い時間を車内でどうやって過ごすのか、だ。車内ではドリンク類や弁当、パッタイのような軽食も売りに来るのでお腹がすくことはないのだが、車窓の風景は途中まで単調でかなり退屈する。それでも耐えられる方のみチャレンジすべし!