パタヤのリーズナブルなホテルに泊まるとほぼ必ず現れる蚊。どこからともなく飛んできて寝ている間に体を刺される、ことは日常茶飯事。外出する際は虫よけスプレーや虫よけティッシュで対策するが、部屋の中にいて、しかも風呂上りにスプレーを使うのは避けたい。そこで、ソイ・ブアカオの常設市場から徒歩1分ほどの雑貨店で蚊取り線香を購入することにした。
まず、タイ語で何というのか分からないのでカウンターで蚊取り線香の写真をスマホで見せると、店員さんはすぐに反応。後をついていくと店の奥の棚に何種類かの蚊取り線香が積まれていた。外箱には漢字とタイ語で商品名が書かれている。
実は日本から蚊取り線香を少し持参してきたので、本当は蚊取り線香の真ん中の穴に刺して立てる金属板だけ欲しかったのだが、値段は10巻で20バーツ(80円)と激安。丸ごと買うことにした。
中身はこんな感じ。日本の蚊取り線香とサイズはほぼ同じだが、日本のものより黒々としている。金鳥の蚊取り線香はもっと緑色だ。
灰で床が汚れないよう、灰皿を使ってマッチで点火すると、煙が立ち上る。
煙りの勢いは細くじわじわと部屋に広がる感じ。
果たして蚊は退治できたのか。
翌朝、体中をくまなく見たが、赤味のある腫れなど虫刺されの痕跡はなかった。
10巻もあるため荷物となるが、蚊に刺されるよりはましだ。
タイでの旅では意外に重宝しそうな品である。