ヤワラー通りの北側にあるバス停で501番バスを待つ。ワットポー近くまで向かうはずだ。

オンボロバスの車内。女性の車掌さんは座ったまま。切符を売る気配がない。

(タイ政府観光庁HPより)
ワットポーの北側の通りを直進した後、右折して去っていく赤バス(前方のバス)。
降車する際、財布を取り出して「いくらですか?」と車掌さんに聞いてみたところ「NO, OK」。つまり無料なのである。こんな体験は初めてだ。いったいなぜ?

実は乗車した501番バスは「王宮(グランドパレス)周辺への参拝客向けに政府(BMTA)が運行している公式の無料シャトルバス(臨時ルート延長)」だったのだ。
バンコク公共交通公社(BMTA)は、特定の時期や週末、重要な国家的・宗教的行事がある際、王宮前広場(サナムルアン)やワットポーの周辺へ向かう一般の路線バスの一部を「無料シャトルバス(Free Shuttle Bus)」として運行している。
車掌さんは「運賃を徴収する」ためではなく、路線の案内や安全確認、終点での乗客の誘導などのために乗務しており、最初から集金する気はなく座ったままである。
これら無料バスの車体にはタイ語で「無料(รถเมล์ฟรี)」と大きく書かれたステッカーが貼られているようだが、外国人旅行者には判別が困難だ。「これは無料バスです」というアナウンスが車内で行わることもなく、車掌さんも「無料バスだから座っていよう」と割り切ってリラックスしていたため、まるで「サボっていて運賃が無料になった」かのような、タイらしい非常にユニークで不思議な光景に見えたのだった。
結果として、偶然にも政府の公式な無料サービスを利用してワットポーまで移動できたということになる。
もし今後バンコクでバスに乗る際、通常運行か無料運行か気になった場合は、以下の点を確認してみるのがおススメ。
- バスの前面や側面に「青い文字のタイ語ステッカー」が貼られているか
- 周りのタイ人の乗客が財布を出す様子があるか(誰も出さなければ無料確定)
501番バスの路線はこちらのサイトへ
https://bangkok-bus.komasan.net/501/

