コラーゲン豊富「スグレクッパ」が旨い!牛の肉と皮の間の部位 950円

【韓国編】

たまには温泉で疲れを癒したいなぁ、ということで釜山の温泉場駅にあるホテルを予約。ここには虚心庁という有名な温泉施設があるのだが、各ホテルの浴槽にも温泉水が供給されている。さて、お昼時に外を歩いていると、人が吸い込まれるように次々と入店している食堂を発見。店名は「カヤポチャソンジクッパ」。初めてのお店なのでおそるおそる入ってみた。

メニューが厨房の壁面上にどーんと書かれている。いちばん左に「スグレクッパ」なる料理がある。食べたことがない料理だ。さっそく注文。5分ほどでアツアツのスープとご飯、おかず類のカクテギ、海苔、ニラのキムチ、卵焼きが運ばれてきた。栄養のバランスは最高だ。

スグレクッパとは、牛の肉と皮の間にあるコラーゲンが豊富な「スグレ」という部位を使った韓国のスープごはん。昌寧(チャンニョン)の郷土料理で、スグレのほか、牛の血を固めた「ソンジ」や豆もやし、玉ねぎなどの野菜が入ったシコシコした歯ごたえが特徴のピリ辛な料理。

牛の肉と皮の間にある部位???

箸でその部位を探すと、脂身のようなそうでないような不思議な食感の白っぽい肉がたくさん入っている。スープはユッケジャンのようなピリ辛だが、ユッケジャンほど辛くはない。

スプーンの上にあるのはソンジ(鮮血)だ。牛の血液を豆腐のように固めた食材。独特の臭みがあるので普段はまったく食べないのだが、この店の鮮血は臭みがなく旨い。

何とも不思議な味わいだった。それでもソンジはやはり苦手かも。とはいえ、新たな味を求め続ける旅人としてよい経験になった。釜田(プジョン)駅近くにも同系列の店があるので、地図はそちらを載せておく。