KLメトロ北側に聳えるサワディーサイアムホテルは、紫と白のまだら模様の壁面で威容を誇っている。その足元にこじんまりした食堂ができていた。はて、以前は何の店だったかな?
小腹が空いていたので試しに入店。英語のメニューがある。
「NOODLES」にはクイッティヤオの写真がズラリ。クイッティヤオとはタイの麺料理のこと。
右上の「BRAISED PORK OR BEEF NOODLES」がうまそうだ。「BEEF」を選び、次いで麺の種類も選んで注文。今回は米を原料とするビーフンにしてみた。
壁面にもメニューがある。ドリンク類の写真があり分かりやすい。
目の前のソイ・ブアカオを眺めていると、すぐに深皿に盛られた野菜が登場。もやし、サニーレタス、ホーラパー(タイのハーブ)がたっぷり。
そして、主役が登場。
茶色く澄んだスープにビーフン。牛肉もそこそこたくさん入っている。日頃、不足しがちな葉っぱを大量投入してスプーンで口へ運ぶ。ハーブの若々しい香りとスパイシーな風味が口中に広がる。これぞ、南国の料理だ。スープはすっきりした味わいなので、味変のため途中で唐辛子を投入。おー、パンチが増して旨さが際立つ。
そして牛肉も。肉には弾力がありスープの旨味との相乗効果で非常に旨い。
食材が店内中央の大型クーラーボックスの中にコンパクトにまとめられていた。
店内は広くはないが、オープンな空間で開放感がある。
50バーツ(約220円)のクイッティヤオに野菜を付けているのは、かなりお得感がある。オープン仕立てなのか、白を基調とした店内は清潔感があり、居心地が良い。
ソイ・ブアカオの新店。若い女性スタッフのきびきびした調理作業が頼もしい。ビジネスとしてぜひ成功を収めてほしいものだ。