パタヤのセントラル通りとセカンドロードの交差点付近にある老舗ホテル。パタヤビーチで開催されていた野外音楽フェスを観覧するためビーチに近くてリーズナブルなホテルを探していたところ発見。
ホテル入り口近くのスペースは空き店舗になっていて工事中。受付付近は広々としていて落ち着く。チェックアウトは午前11時。
部屋は2階。鍵についているサイコロ型のガラスが重い。外出する際は毎回フロントに預けるよに言われた。深夜でもスタッフはいるとのこと。
柔らかいベッド。作業机とテレビ。窓の外は隣のビルの壁で眺望はあまり良くない。
2階窓からの眺望。隣の古い建物が目の前。
こちらの棚にはスーツケースを置いた。これは便利。
箪笥にはハンガー。
エアコンは古いが、温度や風量の調節は可能。
禁煙。罰金2000バーツ。ランプが眩しい。
ベッド横のスタンド照明。傘がぼろくなっている。
洗面台は汚れが目立つ。
グラスと固形石鹸、シャンプー。
シャワー室にはカーテンがあるが、床に水がたまりトイレまで浸水。ただ、不思議にも10分で乾燥した。シャワーはお湯が出るまでに時間がかかる。ただ、水圧は意外にも強く快適だった。
冷蔵庫がなかなか冷えず、中を見たところ、奥に温度調節のつまみがあり、弱になっていた。ビールを入れたので強に変更。
午後10時半ごろビーチで花火が打ちあがった。音楽フェスが終了したもよう。
プールには落ち葉がたくさんたまっていて清掃不十分かと思っていたが、翌朝になるとキレイになっていた。
全体的に老朽化が否めない。3000円は少々高い気がしたが、ビアバーが密集するソイ7まで徒歩2分ほどで、ビーチやセントラルフェスティバルまでは5分と地理的には良い環境。室内は壁紙が破れ浴室木造ドアの下部が朽ちているなど決してキレイではないが、何とも言えない居心地の良さがあった。おそらくフロントスタッフの親切さや笑顔に癒されたからだと思う。蚊を駆除するスプレーがあるか、と聞くと、部屋に臭いがこもるから使用しないとのこと。代わりに肌にぬるタイプの蚊よけスプレーを貸してくれた。翌朝返却で問題ないという返事。
フロント前には無料コーヒー。チェックアウトした後、緑があふれる窓側のソファで1時間ほどまったり過ごした。
どんどん廃墟になっていくのだろうが、「ホテルパタヤビーチ」という名称がオーソドックス。パタヤのかつての栄光を体現するかのような名前だ。
おそらく再訪はないだろう。ただ、受付の若い女性スタッフには「また泊まります」とリップサービスをしてしまった。そんな雰囲気の良さは感じた。
【了】