タイ東北地方の一大拠点・ウドンターニーからバンコクに戻るにあたり、飛行機にするか寝台列車にするか、かなり悩んだが、15年ぶりに寝台列車に乗ることにした。15年前はバンコク・ファランポーン駅からノンカーイまで乗り、ラオスに渡った。今回はその逆となる。
ホテルで無料の朝食を食べた後、午後9時ごろ駅へ。切符を予約するためだ。まずは切符の値段を確認。
午後8時20分(20.20)発の寝台は上段が877バーツ、下段が977バーツ。多くの旅ブログでは窓があってやや広めのスペースが使える下段を推奨しているが、どうせ夜の運行だから景観は期待できないし、ほぼ寝るだけなので安い上段を選ぶ。駅の係員がパソコンで空席状況を確認し「OK」の返事が。クレジットカード支払いもOKだ
列車番号は「26」。バンコクのクルンテープ・アピワット中央ターミナル駅(バンスー駅)到着は午前5時50分。
上段はこんな感じ。確かに狭い。転げ落ちたら痛そうだ。
コンセントがあるので携帯の充電ができる。
ペットボトルのミネラルウォーターはフリーだそうだ。2本頂く。
洗面所はまあまあキレイ。
順調に走行する列車。おしゃべりしていたタイ人グループもいつの間にかそれぞれのベッドに移動し静かな車内。スマホをながめているうちにいつの間にか寝入ってしまった。冷房が意外に寒いので何度か起きてしまう。備え付けの毛布をしっかりかぶって再び目を閉じた。それから8,9時間。到着が近づいてくると係員がベッドの収納にとりかかる。起こされた乗客がまだ眠そうな顔をしている。
ベッドは元の位置に戻され、客席が現れる。
時刻通りに終点に到着。お見事。外はまだ暗い。
列車が動き出してからすぐ眠ってしまったのでそれほど退屈はしなかった。寝心地は決して悪くはない。タイの友人たちは深夜バスでウドンターニーに向かう人が多いようだが、私は絶対、次回も寝台列車だな。
【了】