カオサン通り周辺には無数のレストランがあるが、シーフードとなるとかなり限られてくる。今回は半年ぶりに会うこちらの友人と待ち合わせして再会の乾杯をすることに。それにふさわしいお店として庶民的ながら豪華さもあるシーフードレストランに行くことにした。
店名は「IM AIM」。昼間は普通のレストランだが、夜になると雰囲気が一変する。
かなりの人気店なのか、氷の上に並べた魚介類はどんどん注文されていく。まず、食べたい魚やエビ、イカを指さして、次に調理法をおおざっぱに伝える。焼く、煮る、揚げる、味付けはガーリック、サワー、スイート、スパイシー、ベジタブル、ハーブ、レモン…などと思いついた言葉を並べていけばだいたい通じる。タイは調理代込み、イカ炒めは野菜代などを追加した料金だった。
私たちは350バーツ(1500円)のレッドスナッパー(Red Snapper、赤鯛)を選んで「煮る、ガーリック、ハーブ」と注文。10分後、出されてきたのがこれ。
おお!これはすごい。蒸し煮したタイの上にレモンの輪切り、ハーブ、ガーリック、唐辛子がたっぷりとのっかっている。身も思ったほど縮んでいない。これまではほとんど揚げてもらい、ガーリックと唐辛子、ナンプラーで味付けしてもらっていたが、揚げるとかなり身が縮む。蒸し煮だとそれがあまりないようだ。スプーンとフォークを駆使して身を削り、口に運ぶと甘味のあるタイの身とハーブ、ガーリックの風味が口全体に広がり絶妙な味わいだ。
他にもエビのガーリックフライとイカ野菜炒めを注文。
エビは頭の部分が固いが、ナイフでこじ開けて中身を食べていく。こちらも旨い!
屋外席も含めて外国人観光客で満席だ。それも当然。リーズナブルでしかも旨いとあればあちこちから人が集まってくる。お会計はビール大瓶計5本を含め1550バーツ(6666円)。友人は「安くておいしかったね」と大喜びだ。カオサンでシーフード。かなりオシャレなひと時ではあった。
(地図はだいたいの位置です)