ジョムティエンビーチから北に進み、ドンタンビーチの北端を東側に曲がって10分ほど歩くと見えてくるプラタムナック市場。パタヤの観光名所ワットプラヤイの近くといっても観光客の姿はほとんど見ない。このあたりに長期滞在しているとみられるロシア人が多く訪れているようで、ロシア語で書かれた看板があちこちにあり、ロシア語が飛び交う。
洋服屋、果物屋、シーフードなどの飲食店がたくさん集まっている。そのうちの1軒に入ってみた。
メニューを眺めると、パタヤ中心地に比べてかなり安い。これは地元価格といっても良いレベル。味はどうだろうか?じっくり検討して2品を注文した。
こちらはトムヤムクン。大きなお椀にたっぷりとスープが注がれている。すごい迫力だ。口に運ぶとふくよかな酸味、辛味、甘味、旨味とエビの香ばしさ、そしてハーブの香りが混在しており、実に美味だ。中身もエビ、野菜、キノコ類がたっぷり入っていて手抜きを感じさせない。
ご飯ものは豚肉のニンニク炒め。こちらもボリューム満点。
食べても食べても豚肉の量が減らない。それほどの量なのだ。
ここ数年、パタヤで食べた食事の中では1位、2位を争うおいしさ。そして驚きの安さ。トムヤムクン100バーツ(400円)。パタヤ中心地で食べたら170~180バーツはするのではないか。豚肉炒めライスは80バーツ(320円)。店内の冷蔵庫の上には「ミシュラン2018☆☆☆」のサインボードが飾られていた。もし本物なら相当の腕前であるのは当然。大満足の品だった。
ここまで足を運ぶ観光客は少ないだろうが、夜はシーフード店が次々とオープンし賑わいを見せる。時間がある際、レンタルバイクなどで訪れてみてはいかがだろうか。パタヤビーチ界隈では味わえない庶民的な雰囲気に癒されるはずだ。