ソンテウの3つのルートを体験 サウスパタヤ→センタン正面、セントラルロード→ナクルア、センタン正面→ジョムティエン空港バスターミナル

移動・交通費

パタヤを移動する際、ソンテウを利用することが多い。ソンテウとはピックアップトラックの荷台を改造して座席を左右に作った乗り物で、運賃はだいたい10バーツ(40円)。多くはビーチロードの北端から南端のウォーキングストリート入口まで乗ったり、セカンドロードの大型商業施設の「セントラルフェスティバル(センタン)」付近から乗って北端にある同「ターミナル21」へ向かう、などの利用法がある。

「パタヤのソンテウルート」などのWEBページを見ると、多くはビーチロードの北側から南側のルート、セカンドロードの南側から北側へのルート、セントラルロードの東西ルートなどが図示されているが、実際には他の道路でも多くのソンテウを見かけるので、もっと複雑なルートもありそうだ。

サウスパタヤからセンタンへ 10バーツ

実際、行き先が分からないまま飛び乗ったソンテウが見事、目的地の真ん前まで走ってくれた例もある。サウスパタヤロードの東側にある「ザ グラス サービスド スイーツ バイ アット マインド」に泊まった際、目の前の道を何台ものソンテウが走り抜けていくのを発見。近づいてきたソンテウがスピードを落とし軽く2回クラクションを鳴らしてこちらの気をひいたので、手を挙げて合図し乗ることに。もちろん、終点は分からない。とりあえず、サードロードまで乗って左折したら降車し、別のソンテウを探すつもりでいた。すると、ソンテウはサードロードを直進し、次いでセカンドロードを右折。そのまま真っすぐ進み、セントラルフェスティバル方向へ。筆者のこの日の目的地であるパタヤナイトバザール前で呼び鈴を押し降車した。運賃は10バーツ。とても得した気分だった。

セントラルロード交差点からナクルアへ 10バーツ

さて、次いでナクルア方面へ向かう際、ビーチロード北端のドルフィンロータリーを過ぎた辺りの道端に停車しているソンテウが紹介されているが、筆者はセカンドロードとセントラルロードの交差点に停車していたソンテウを利用。この時は運転手に「ナクルア?」と尋ねて行き先を確認してから乗車した。そしてナクルアのソイ16付近で降車。運賃は10バーツ(40円)だった。

ビーチロード・センタン前からジョムティエンバスターミナルへ 20バーツ

もう一つ、お得なルートを紹介する。パタヤ滞在最終日にセンタンの地下1階フードコートで食事してからジョムティエンのバスターミナルに向かうことに。ジョムティエンビーチ行きのソンテウは、ウォーキングストリートにほど近いサウスパタヤロードとセカンドロードの交差点ジョムティエン寄りの道端に停車している。しかし、ここまで行かなくても行く方法はある。

筆者はセントラルフェスティバルのビーチ側エントランスを出てしばらく待機。すぐ近くで客を降ろしたソンテウの運転手に「ジョムティエン?」と聞くと、首を縦に振って指でVサインを作り「20バーツ(80円)」という答え。距離があるため2倍の提示だったが、タクシーを使うよりはるかに安い。15分ほどで到着しスワンナプーム空港行きのバスに余裕で乗ることができた。

まとめ

パタヤのソンテウの主なルートはビーチロード、セカンドロード、セントラルロードとされているが、実際はパタヤ中のあちこちを走っている。交通不便な場所からパタヤ中心部に向かう際、仕方なくタクシーを呼ぶケースもあるだろうが、仮にソンテウが通りがかったら手を挙げて停車させ、運転手に行き先を聞いてみるのも良いだろう。

ただ、以前こんなこともあった。ドルフィンロータリーからノースバスターミナルに向かう際、スーパーマーケット前に停車中のソンテウの運転手に「バスターミナル?」と聞いてみたが、首を横に振るだけで走り去ったり、通りがかったソンテウに向かって手を挙げても素通りされるケースも体験した。どういう基準で客を乗せるのかイマイチ分かりずらく、地元の人でさえ乗車できずに困っていた姿を見たこともある。いずせにせよ、辺鄙な場所でソンテウが運よく停まってくれたらとりあえず乗ってみる、というポジティブな姿勢が求められそうだ。